詐称してこその会社復帰

ニートの社会復帰というか、一般的には男性ならニートの会社復帰である。社会と銘打つものは日本の成人男性の世界では会社に置き換えられる。では、その会社に復帰できるかといえば、自身の体験から言わせてもらうとハードルが高いのが実情である。履歴書に空白期間が半年から年単位である場合は一気に採用確率が低くなる。正直に履歴書に経歴を書いていると、受からないのだ。そこで、経歴や学歴を詐称することをおすすめする。旧帝卒業し、前いた会社は5年単位で辞めたことにし、すぐにはやめないことをアピールする。そうして、私はニートから社会復帰、もとい、会社復帰することができたのだ。もちろん大学の卒業証明書を求められる場合もあるが、無視して、半年ぐらい就業し既成事実を作るとよい。

前述し、多少かぶるが、社会復帰ではなく会社復帰なのだ。ほかにも言える、日本では社会貢献ではなく会社貢献、社会問題が大事ではなく会社問題のほうが大事、社会インフラより会社インフラのほうに興味があり、社会奉仕ではなく会社奉仕。日本において、成人男性世界では社会は会社に置き換えられる。じつのところ、おのが生活で精一杯なのだ、余裕など微塵もない。生活をするために働いているならまだいいが、働くために生活をしている。人間を捨てた結果が高度経済成長だ、そら経済成長もするって話。ニートはこの不条理かつ強大な流れに己の人生を賭して覚悟し、生きている。その抗う精神は尋常ではないのだが、そこには着目しない。みな右に倣えだから。